私は若い頃音楽で生計を立てたいと思っていました。

20代前半は飲食店でのアルバイトをこなしながら、毎日音楽で成功する事を夢見て練習に励む日々でした。

暗黙のルールの様な物で、周りの人間も皆飲食店でアルバイトをして生活費を稼いでいたんです。一番の理由は賄いが出るからです。

夢を諦めた後も、結局正社員として飲食業界で働いていましたが、20代も終わりに差し掛かった際に私に転機が訪れます。

当時交際していた外国人女性の要望もあり、飲食業界から足を洗う事になったのです。

自分としては未練はありませんでしたが、相手の要望とあらば仕方ありません、いわゆるデスクワークに就くべく転職活動を始めました。

その頃、年齢はもう29歳の終わりに差し掛かっていましたから、実質30歳からまったく新しい業界に飛び込むのは勇気も要りました。

一応目星を付けたのはハローワークで職業訓練校を実施していたwebデザイナーです。

時期で言うと2009年でしょうか、早速ネットで転職サイトに応募する事にしました。

転職サイトで転職を考える

その時活用したのは確か「FindJob」と「enジャパン」でした。

この2サイトを利用するにあたり指しあたって理由は有りませんでしたが、その後他のサイトと比較しても使いやすく、一連のフローが分かりやすかったのを覚えています。

今で言うユーザインターフェイスも優れていたと思います。見やすく、自分の気になる企業が効率よく見つけられるのは一言で言うとテンポが良い感じでした。

その後すぐ三十路に突入していたと思いますが、未経験でアラサーの男が華麗にweb業界に転職できるか毎日自問自答していました。スキルもゼロに等しかったです。

人材派遣会社も登録はしましたが、一番のネックはやはりこの年齢にして未経験と言う部分で、殆ど紹介は無かったです。

この時の人材紹介企業は名前も覚えていませんが、当時から人材紹介会社はあまり良い結果は出ないと言う風評もあり、「こんなもんかー」で完結していた感じです。

一つ思うのは、こうした休眠ユーザーも上手くアクティブにさせるコンテンツがあれば需要は今よりも何倍になると思います。

web業界と言っても幅広く、その中でも様々な職種があります。

当初から営業職は就きたくないと思っていましたから、必然的に横文字が並ぶような業種に目を光らせていました。

webデザイナー、webクリエイター、ディレクター等ありましたが自分の身の丈にあった物はやはりwebデザイナーと感じました。

独学でスキルを身につけ、面接に回る頃には2サイト程作って臨みましたが案の定反応は芳しく無かったです。

3か月で就職が決まる

実際転職活動を始めてから三カ月ほどで、ある中小制作会社に就職する事が出来ました。ハッキリ言って人間性で採用してもらった感じです。

入社して感じた事はとにかく飲食業界とは雰囲気が違う事、静かなオフィスでおとなしく仕事をするという感覚は新鮮でした。

年収は正直な所飲食業の頃より70万程ダウンしました。

それは長い事飲食業界居た事により、それなりに専門的な技術も身に付けていたからです。技能手当として給料に反映されていましたから、業界の中では割ともらっていた方だったと思います。

それが又新たにスキル的な面も含めてwebの世界で再出発する、わくわくもありましたが苦労もありました。

いかんせんトレンドのスピードが速い業界ですから、毎日勉強する意欲があってやって追いつく感じです。

現在もweb業界の第一線で何とか活躍する事が出来ています。

当時を思い出して感じるのは、自分の様な年齢と未経験と言う大きなハンデがあっても、3か月で転職出来たのはかなり良い例だったんではないかと思います。

面接に使ったテクニックや、各書類のかき方等も機会があれば公開してみたいと思いますが、今の所それに付随する時間は取れていないです。