中途採用者の採用担当を5年間しました。今は新卒採用担当に変わりました。

両方の経験があるので、中途採用のメリットもデメリットもわかります。

スキルよりやる気

業種は自動車部品の製造です。職種は旋盤、フライス盤、プレス、ボール盤など工作機械の操作です。

30代、40代の人を採用する場合、まず「やる気があるかないか」をスキル度よりも優先します

やる気がない人は経験や理論ばかり並べますが、面接してみると目を見て大体はわかります。

スキルが無くてもやる気がある人は、一般的に話は下手ですが真面目さや必死さが伝わってきます。

転職回数が多い人は

私が必ずする質問は「前の仕事をどうしてやめたのか」です。これは必ず聞きます。かなり重要な質問です。

やる気がある人は、「前の企業が営業不振になって倒産して職を失った」と言う人が多いです。

その後しばらくは雇用保険を受給しながら、仕事を必死で探しています。

やる気がある人は転職経験がゼロと言う人が大半です。やる気がない人は転職回数が多い傾向があります。

大概採用するのは、当然やる気のある人です。

技術があって明日からでも仕事が出来る人でも、やる気が伝わってこない人は採用しません

30代、40代を雇うデメリット

30代、40代の人を採用する場合、前の職場でも工作機械を使っていたと言う人は違いますが、スキルはゼロでもやる気があって採用した場合、新卒に比べて仕事を覚えるまでの期間は相当かかります。

これがデメリットです。しかし仕事を覚えてからは、向上心がありますから新卒より責任を持って良い仕事をします。

仕事の提案もしてきますし、何よりスキル向上への熱心さがあっていつの間にか新卒に教える立場になっています。

転職を繰り返してきた人を採用しない理由は、真面目さと向上心がないことです。

スキルがどんなに今はあっても、いずれはそういう人のスキルは錆びついて使い物にならなくなります。

だから転職を繰り返すのです。それを見極められない採用担当者は失格です。

企業貢献度が高い中途採用者

長い目で見た場合、中途採用者の採用は企業にとってプラスです。統計的にもそういう中途採用者は辞めません。

新卒は辞める率が決して低くありません。中途採用者は一度地獄を見ていますから人間関係にも気をつかいます。

たとえ年下でも、会社では先輩ですからその辺はわきまえています。中途採用者は企業貢献度が高いです。

中途採用者はスキル向上心が高く真面目です。