サッシ業界の事務職で、人事をしていました。

現場の30代~40代の正社員、パートの面接を主に担当していました。

本当の志望動機を聞き出す

一般常識テスト、性格検査、現場見学の後に面接を実施します。最初にする質問は、ありきたりですが志望動機です。

もちろん会社への熱意を聞きたい思いもありますが、「御社の経営理念に感銘を受けて」など表向き答える質問には、あまり興味がありません。本当の志望動機が知りたいのです。

家から近い、給与がいいからなどの理由は面接では不謹慎と感じ、答える人は少ないと思います。

ですが、家から近いというのは会社側としても通勤手当が安くてすみますし、本人にとっても早く家に帰れるので疲れが少ないなどのメリットがあります。

給与も、金額が十分と感じていてくれるなら退職する確率も減ります。

なので履歴書を見ながら、「家から近いですね。それで応募したんですか?」などとフレンドリーな感じで聞き出します。大抵、「そうなんですよ~」と答えてくれます。

本当の退職理由は?

もう1つ必ず聞くのは前の仕事の退職理由です。

実は面接後に、履歴書に書いてある前の職場に電話して退職理由を教えてもらいます

本人の話が本当なのか分かりますし、履歴書の内容の確認にもなります。電話に出てくれた担当者の態度も参考になります。

私も逆に電話を受けることがよくありましたが、よほど酷い人でなければ本人の不利にならないように答えましたので。

この2つの質問に答えた方の良い例はこうです。

「家から近くて家族との時間が持てそうです。給与面でも家族手当、住宅手当など充実していていると感じました。前職でも製造業の生産管理をしていたので、経験が活かせると思いました。退職理由は工場が移転になり通勤が2時間かかるため退職しました。」

退職理由は、仕方の無い理由であれば次の職場での意欲も感じれらます。家族がいて給与面、通勤面でも不満がないなら長く勤めてくれそうです。

悪い回答例

悪い例は「自分でも、できそうな現場仕事だったので応募しました。前職は人間関係で辞めました。」です。

現場は簡単だからというイメージがある方が多いのですが、危険な機器も使いますし、夏は暑く冬は寒い過酷な場所です。

このような認識で入ってくる方は大抵1日で辞めてしまいます

人間関係で退職したというのもマイナスです。ここらへんの理由は言わない方がいいですね。電話でばれるかもしれませんが・・

このような方は、また人間関係でトラブルを起こす可能性が大きいので、採用することはありません。