30代40代で転職する場合は同業種内での転職が多いです。なぜなら、30代以降の異業種への転職はなかなか成功しないからです。

20代のうちは未経験でもポテンシャルで採用されます。しかし、30代40代をポテンシャルで採用するような企業はほとんどありません。

特にIT業界は専門職になりますので、未経験からの転職は難しいといえます。

しかし、実は他業界からIT業界への転職は、職種によってはそれほどハードルは高くありません

未経験採用が多い職種例(1) ネットワークの運用監視

たとえば、未経験採用を比較的積極的に行っている職種としては「ネットワークの運用監視」があります。

この職種では、顧客のネットワークが正常に稼働しているかどうかを監視し、異常が確認されたら定められた手続きに従ってエンジニアへエスカレーション(引き継ぎ)することがメインの業務になります。

この職種で未経験採用が積極的に行われている理由としては、「作業がマニュアル化されていて、その内容に従った行動を必ず行わなければならないため、高度な専門知識が求められないため」です。

ただし、多くの案件では24時間365日の体制になっているため、その場合は夜勤を含むシフト勤務が可能である必要があります。

また、状況をエスカレーションする際には、現状を簡潔にわかりやすく担当者へ伝える必要があるため、説明能力も必要です。

未経験採用が多い職種例(2) ヘルプデスク

また、「ヘルプデスク」も未経験採用が多い職種です。ヘルプデスクは、PCの操作の問い合わせを受けてその操作方法を案内したり、PCの不具合に関する問い合わせを受けてその不具合を解消するといったサポート業務を行う職種です。

この業務でもある程度のIT知識は必要ではありますが、ITにあまり詳しくないような一般のユーザとコミュニケーションをとることが必須であるため、採用時にはIT知識よりもコミュニケーション能力が重視されます。

また、ヘルプデスクで求められるIT知識もそれほど高度なものではないので、採用後に企業で研修を受け、ITの基礎知識を身に着けたうえで現場へ配属されるケースが多くなります

資格は取得しておいたほうがいい?

必須ではありませんが資格は持っていると尚可です。

今回例で挙げた「ネットワークの運用監視」は言うまでもなく、「ヘルプデスク」でもネットワーク環境で業務を行う必要があります。

そのため、ネットワークに関連する基礎知識や資格を持っていると、より採用される可能性が高くなります

ネットワークに関連する資格としては、「CCNA」や「ドットコムマスター」などがあります。

「ネットワークスペシャリスト」などもっと難しい資格もありますが、IT業界未経験で取得すること自体難しいです。仮に取得したとしても、実務経験がなければあまり意味をなしません。

それなら、IT未経験でも取得難易度が高くない「CCNA」や「ドットコムマスター」を取得したほうがよっぽどいいでしょう。

たまに私たちも聞いたことないようなマイナーな資格を取得したことをアピールされるかたがいます。

しかしこれは全く意味がありません。資格取得にかけるお金も時間もムダになりますので注意してください。


IT業界未経験の30代40代でも転職可能か?

IT業界へ転職する際の年齢に関してですが、以前は35歳までと言われることが多かったのですが、現在は30代・40代でも採用する企業が増えてきています

先ほども紹介したように、これらの業務ではコミュニケーションスキルがとても重要です。コミュニケーションスキルがあれば年齢の影響はさほどありません。

そして、ITスキルのない人にITの基礎知識を身につけさせるのと、コミュニケーションが取れない人にコミュニケーションを身につけさせるのとでは、前者の方が圧倒的に容易かつ短期間で実現できます。

IT業界未経験でもITの基礎知識を身につけさせることは、そう難しいことではありません。ネットワークに関連する資格である「CCNA」も本気でやれば1~2か月で取得できます。

ですがコミュニケーションスキルを身につけさせることは容易ではありません。そのため、実はIT業界での未経験採用では飲食業や販売に関わっていた人たちがとても人気だったりします

これらの業務に就いていた人たちならば、接客を含めたコミュニケーションが高いレベルで既に身についているからです。

私の勤務している会社での事例

実際、現在私の勤務している会社でも他業界や他業種からの人材を多く採用しています。今月も、ヘルプデスク要因として2名未経験の方に入社していただきました。

そして、自社で一定期間研修を受けてもらい、簡単なIT基礎知識を身につけたうえでプロジェクトへ合流してもらいました。

やはりこの2名とも前職が営業や飲食業なので、コミュニケーションスキルが高かったです。実はこのIT業界はコミュニケーションスキルをすごく重要視しています。

IT業界といえば、パソコンに向かってずっとプログラムを組んでるようなイメージでしょう。しかし実際は、顧客と直接やり取りをすることが多い業界です。

クライアント(お客さん)と直接やり取りをしますので、ITスキルだけ高い人よりも、ITスキルはそれなりでもコミュニケーションスキルが高い人のほうが重宝されます。

未経験で採用したこの2名も、その点ではすごく期待しています。

未経験でIT業界に転職するには

IT業界未経験の30代~40代でも、IT業界への転職をあきらめる必要はありません。当社のように他業界や他業種から採用をしている会社もあります。

30代中盤くらいになると、数社受けたぐらいでは採用までたどり着かないこともあるかと思います、それでも熱意があれば、30代未経験でも採用されます。

採用されるためには、下記の2点を必ず伝える必要があります。

  1. リーダーシップを発揮した実績(今までの仕事でどのような場面でリーダーシップを発揮したのか?)
  2. 将来のビジョン(入社後どのように活躍してくれるのか?)

この2点をうまく伝えることができれば、採用される可能性も高くなると思います。

どうすればいいか分からない人は、IT業界に強い人材紹介会社に登録してコンサルタントに相談してみるといいと思います。

当社のようなIT業界未経験でも採用する会社を教えてくれて、採用されるように戦略も一緒に考えてくれます。