商品企画を中心にしたマーケティング職を中途採用で募集していた時の話です。

応募してきていただいた人中に、非常に能力はありそうだったのですが、熟考の末、見送った人がいました。それにははっきりとした理由があったからです。

協調性がなさそうだった

マーケティングの仕事は、その人の感性や思考力によって成果が決まりますが、同時に他の部署(営業、研究所、工場など)と折衝し、協力体制を作らないとうまく動きません。

また、そもそも、中途採用で入った場合は、うちの会社の社内風土や人間関係になじめなければ浮いてしまって、仕事そのものもうまくすすめることができません。

その人は、ある意味ぎらぎらとしてて、非常に能力はありそうな感じがしましたが、そのような強調性が少なそうだったので、入社してからもうまくいかないだろうと判断しました。

自分に自信がありすぎる

最初の話と重複する部分がりますが、その人は非常に自分の過去の成果や実績に自信があるようでした。

それはそれでいいのかもしれませんが、新しい会社に入った場合は、過去の実勢がありすぎることは、そしてそれを自分のプライドの根っこにしていることは、かえって仕事を進めるうえでマイナスになります。

そういう人は過去の自分の仕事の進め方に固執して、柔軟性を欠き、他の部署との協働作業がうまくできません。

それで、過度に自信を持っている人は採用を見送ることにしています。

失敗の話やネガティブな話がなさすぎる

今までの仕事のすべてで成功してきた、という話をする人は基本的に採用を見送ります。

なぜなら、そのようなことは絶対にありえないからです。

そういう話をする人は、過去の実績の良かった部分だけを話しているか、うまくいかなかったことを反省する能力がないと判断します。

むしろ、こういう失敗をもしたが、それをこういうやり方でカバーした、という話のほうが全体に信憑性があって、うまくいったことも含めて評価できるように思います。

以上の3点に合致した人は過去何人かいましたが、すべて採用を見送りました。

また、前職の退職からブランクがある人もいますが、しっかりとその間にしていたこと(転職活動、資格取得など)があれば、特に問題視はしていません。