わたしはある製造業の採用担当として毎年、キャリア採用を担当しています。

経験ある人材が欲しい

特に営業に関しては新卒よりも業界を問わず、経験豊富な30代から40代の転職組が常にターゲットになります。

募集する際も営業に際しては、「業界問わず、営業経験者。数人の部下のマネジメントができればなお良し。新規ルート開拓の経験があれば即昇給も可能」といった趣旨の募集要項を出しています。

製造業の営業といっても単品ではなく、いわゆるシステム営業です。

ルートも一般企業から政府自治体に及ぶことがあるので、とにかく新人よりも経験がある営業マンのほうが非常に好ましいのが現実です。

採用してみないとわからない

しかし、転職組の中でも職務履歴と実際のスキルは、採用してみないとわからない場合も多々あります。

また、明らかに能力があっても当社のスタイル、スタンスにそぐわない場合も採用しないこともあります。

こうした環境で採用の可否に困るのが、過去に何度も転職を繰り返している人材です。

明らかに、企業の中で組織人として動けないという人材は面談ですぐにわかります。

ですが、中には明らかに能力があり、コミュニケーション能力もあるにも関わらず、転職を繰り返しているという人材もいることが不思議なのです。

会社に貢献してくれるか

また、面談でもこうした人材には、あまりマイナスポイントがなく、採用の可否に関しても意見が割れるというのが正直なところです。

しかし、私の経験上、いかに優秀な人材であって即戦力であっても、長い目で当社に貢献してくれるかどうか、というところを何よりも重視します。

多かれ少なかれ、導入研修などで投資を行うわけであり、根付かないと思われるような人材は正直、投資効果も問われるというのが結論だからです。

ですから、転職が多いパターンはその理由をしっかりと面談の際に確認。

もちろん、家庭の事情などであれば、それほどマイナスにしませんが、それ以外の場合はシビアにチェックして採用の可否を決めることを常としています。

あくまで対投資効果が一番のポイントです。