塾業界で自ら室長業務と授業指導を行いつつ、講師の採用担当や研修などをしておりました。

塾業界の講師

当時の私は20代半ばの正社員で、求人募集の条件は、現役大学生の時間講師(アルバイト)か社会人を対象とした契約社員の専任講師でした。

契約社員の中途採用は、応募者数自体が少なかったです。

それでも時々応募があると、性別・年齢で応募者をふるいにかけることはなく、書類審査や面接、筆記試験を行って採用の合否を決定していました。

教室運営も行い、採用担当をしていた私としては、中途採用者の入社は大歓迎でした。

30代~40代の応募者たち

特に30代から40代ともなれば、一通りの社会経験を積み、教職や塾講師などのキャリアを持っている人材の応募が多かったからです。

「私よりも年上のスタッフが部下になると、私自身の仕事がしにくい」と感じたことは一度もなかったのは、ひとえに彼らの社会常識やマナー、人柄のおかげであったのではないかと思います。

私が面接してきた中途採用枠の30~40代の方にこういう方は殆どいませんでしたが、教育者ともなると時に頑なに自分のポリシーにこだわるタイプの人もいます。

自分のキャリアや指導スキル、教育にかける情熱を大切にするのはとても良いのですが、塾の運営方針から外れた行動を起こしそうなタイプの人ですと、不採用にしていました。

人柄は、採用面接である程度話せば伝わってきます。

「これまでの教職でどのような指導を行ってきましたか?」など、尋ねてみると色々な返答がくるのですが、明らかに自分を上にみて、生徒を下だとみなすような発言などがあった場合も不採用にしました。

こういう人が欲しい

教師は、いつの日も学ぶ姿勢を持ち続けることが重要です。学術的な内容だけではありません。

例えば、生徒とのコミュニケーションの取り方、授業の進め方、指導テクニックや経験などは、時に生徒が教えてくれたり気づかせたりしてくれるものなのです。

そして、そのように熱心な講師の姿をみて生徒は「自分も学ぼう」という気になるのです。

これまでのキャリアを活かしながら、新しいことにも柔軟に対応出来そうな人こそ、私が喉から手が出るほど欲しい、中途採用者でした。

また、就職活動の間に職にブランクが出来た時も、その間に常に自分をブラッシュアップさせる努力をしてきた人であれば、私は迷わず採用していました。