人事を担当していると毎年いろんな応募者と話す機会があります。

無事採用に至ることもあれば、話が合ったにも関わらず不採用にする場合もあります。

イメージよりも地味な業界もある

要は応募者が求める職種であるかどうかも大事です。

実は思い込んでいるイメージと仕事の内容が食い違っていたり、ブランドイメージだけが先走って実務が着色されて考えられている場合などがあるのです。

どんな仕事でも中身は地味な作業が多くて、それが華やかに見える業界であればあるほどギャップを感じるものです。

ファッションに関わる人間なんてまさにそういうことが多く、やってみて想像と違ったと落胆することも多々経験しました。

ファッション業界は学歴を問われないが

同業他社から希望してくる者は経験則や人づての話で知っているものですが、困るのは中途採用に該当する応募者でしょう。

こういった業界は学歴を問われない世界だけに、入る時のハードルがあまり高いわけではありません。

ただし実戦向きの性格でないとなかなか頭角を現すこともできないもので、逆に学歴社会を勝ち抜いてきた者たちは働き始めてからつまづく壁が多いのも確かです。

つまりそんなものに関係なく行動力があって人付き合いの幅が広い、いわゆる社交性に長けた人材である方が断然有利に仕事をこなせる可能性もあるのです。

営業や販売職なら尚更でしょうか。

そこに30代、もしくは40代という年齢のアドバンテージが加われば、その人脈が大きな武器になるのは事実です。

人柄に問題がなければその時点で採用基準はクリアになることが多いですね。

年齢的に世間一般のモラルが欠けてる場合はいずれにせよ答えはノーです。

これは常識で計れる部分ですが、不安がある場合は取引先に対しても問題が発生する場合があるので、新卒の若い世代でない限りは教育するのが難しいです。

中途採用でこんな人は記憶に残っている

これまで採用にあたり最も記憶に残ってるのは、まったくの業種からの転職希望者、姿勢が良くて持っている雰囲気が何ともいえず人から好かれそうな雰囲気。

彼の希望は営業職でしたが勉強熱心なのか生産に関しての知識も素人レベルを遥かに超えていました。

作り手の目線で見れる営業職、これに勝る営業はないですね。

説得力十分、それでいて出しゃばらない性格で、採用後多くの顧客を獲得するのに時間が掛かりませんでした。

興味深い営業トークは彼の若い頃の失敗を糧にした、経験則が活きたもの。

痛みを知ってるからこそできるいい仕事だったと記憶しています。