歯科医院での採用を担当していました。

私の勤め先の歯科医院は歯科医師は院長ひとりでしたので、採用活動の対象は歯科衛生士、歯科助手、院内保育士です。

ハローワークに出している募集をみての応募がほとんどで、ハローワーク経由で連絡をもらった後、まずは履歴書を郵送してもらって書類選考、その後簡単な適性検査と面談後採用という流れでした。

履歴書から読み取ることができる

不採用になったケースのほとんどは、書類選考の時点でお断りをさせていただいていました。というのも、ただの履歴書1枚にもその方の人となりが大いに表われるからです。

例えば、宛名や書類の文字の丁寧さ、写真の貼り付け方や封書がきれいか、誤字脱字はないか、文面はどうか…。

中には、封を開けた瞬間から強烈なタバコのヤニのニオイがするものや、明らかに封筒のサイズが合っておらず、何重にも折りたたまれた履歴書もありました。

たかが履歴書と思われるかもしれませんが、採用担当者は沢山の履歴書を目にしているので、そこから応募者の性格を読み取る力もそれなりについてきます。

特に歯科医院の仕事は患者の体を預かる仕事なので、丁寧さや相手への思いやりが必要不可欠です。

そういった仕事の丁寧さや相手への配慮、というものは履歴書からも多分に読み取ることができますので、それが足りないと判断される場合は即不採用のお詫びの書類を郵送していました。

面談で確認すること

書類選考で数人の候補に絞った後は、こちらから電話で連絡をして簡単な適性検査と面談に来ていただいていました。

この適性検査と面談は、採用か不採用かを決める選考基準というよりは、応募者の当院で働くにあたってのメリット・デメリットをお互いに確認しあうことを目的としています。

ですので、面談まで進んでこちらから不採用にしたケースはあまりありません。

ひとくちに歯科医院といっても医院によって特徴や診療方針が様々なので、面談では院内の案内や方針の説明、院長をはじめ一緒に働く歯科衛生士や歯科助手と話をしてもらい、この歯科医院で働くことを具体的にイメージしてもらうようにしていました。

女性が多い職場なので、勤務時間や勤務体系の希望も詳しくすり合わせていきます。適性検査の結果も、今後仕事をする上で参考になるようにフィードバックします。

長期で働いてもらうためにも

ここでうまくマッチングができれば採用ですが、応募者が考えていた院の雰囲気がイメージと違っていた場合は、先方から辞退されることが多かったです。

その場合はもし採用していても長続きしないと思いますので、採用になった後長期で勤務してもらうためにも、十分に見学をしてもらう時間をとっていました。

その職場が自分自身に合っているかどうかは、応募者だけでなく採用する側にとっても非常に大事なことです。

よくその職場を観察し、できれば採用担当者だけでなく一緒に働くことになるスタッフとも話ができれば、転職後もうまくいくことが多いと思います。