広告会社の人事を担当して5年になる者です。

3年目までは人事部の先輩の下で仕事を覚えるという形でしたが、この2年ほどは採用の最前線で仕事をしています。

広告業界は非常に横の移動が大きく、年中どこかの会社で中途の採用募集をしているという現実があります。

特に昨今はデジタル領域の人材を募集する広告会社が多く、またこれらの人材は一般のメーカーなどとも競合してしまうため、非常に採用が難しい状況になっています。

広告業界は人気が高い

広告会社が日本にどれだけあるかということを、正式に把握している人はいないのではないかというほど、実は非常に数は多い業種です。

コストでかかるものが人件費だけで起業しやすいというのも、それだけの会社数の多さに関係していると思われます。

以前ほどではありませんが、新卒市場でもそれなりの人気がある業界で、広告が好きな学生は「上から下まで広告会社しか受けない」という人間も珍しくありません。

そうした中で、新卒時に希望通りの会社に入れればいいのですが、それが難しかった場合は、希望より下位の会社で仕事を覚えながら実績を付け、上位の広告会社に転職していくというのがスキームになっています。

採用時のポイント

当社でも30代、40代の即戦力は随時募集している状況です。社として30代と40代に求めるものは異なってきます。

30代は現場での実力がどう発揮できるスキルをもっているのか、40代は組織マネジメントができる人間であるのか、ということが採用時のポイントになってきます。

また「人が命」の業種ですので、その前段階として「コミュニケーション能力がどれだけあるのか」ということは非常に重視します。

何故ならば中途採用であれば、入社してすぐに部下ができたりすることもありますし、当社の会社の文化というものをどれだけ理解して、そのうえで能力をどれだけ発揮できるのかを見極める必要があるためです。

広告業界はフリーで仕事をしている人間も多いため、仮にブランクの時間があったとしても、採用時にそこまで注意してみるものではありません。